ビジネス美学

目指すは社長

世界で一番好きな街、ウズベキスタンのサマルカンド。隣は市長。
世界で一番好きな街、ウズベキスタンの
サマルカンド。隣は市長。

父親の影響で、子供のころから株式(相場)にも馴染んでいたため、就職するならビジネスにおいてすぐ結果の出る証券会社の入社を希望していた。しかし、当時は証券不況で採用の門戸は閉ざされていたため、自宅からも近くて学部指定なしの西武百貨店に入社することになった。
新卒で最初に配属された人事部では、その仕事のひとつであった経営会議の準備の中で、新入社員である私が堤清二さんの発言を直接聞く機会に恵まれた。当時の私の考えでは、相撲の世界に入ったら横綱を目指すように、会社に入ったら社長を目指すのが当然だった。しかし、オーナー企業でしかも若くて素晴らしい堤さんを超えて社長になるにはどうしたらいいのかを、懸命に考えたものだった。
そこで、たまたま秘書課に配属になっていた同期に聞いてみると、非の打ちどころのない堤さんだが、ファイナンスやシステムの分野は少々苦手とのこと。これを自分の得意分野にし、堤さんと勝負すれば、もしかしたら勝てるチャンスがあるのではと本気で考えた。相手が社長でも、不得手な分野は自分が力をつければ任せてくれるはず。その後、この戦略を着実に実践し、実績を積んできたところで、自らカードビジネスを提案したことがきっかけで、現在の自分がいる。
誰が何と言おうと自分の思いを信じ、やってみる、そしてやり続けることが重要なのだ。

ビジネスポリシー・・・イノベーション

記憶に残るCM永久不滅ポイント
記憶に残るCM永久不滅ポイント

タブーやルールは世の中と一緒に変わっていくものである。その時期が早いか遅いかの違いだけである。
セゾンカードで永久不滅ポイント、スピード発行、サインレスのサービスなど、新しいことを始めた時は、何をするにしても横やりはつきものだ。
それが既成概念思考の人達にはありえない発想でも、常に顧客目線を重視し、自らリスクテイクすれば、必ずマーケットやサービスは立ち上がる。常識外れだと思われたこれらのサービスでも、今では立派に世の中の当たり前になっている。
常にお客様の立場で、ちょっと先を見て、そこから見えてきたアイデアやサービスに対し、保守的な考え方を打ち破り、敢えてこれまで人のやらないこと、やってないこと、まさにこうしたイノベーションを起こしていかなければ、これから企業は生き残っていけない。麻雀もゴルフも決められたルールで遊ぶよりも、どんなルールで競争したら面白いかを考える。ビジネスも同じ。決められたルールの中で競争し続けるのではなく、お客様第一に考えたらどういうルールの中でビジネスをしたら喜ばれるのかを考えことが重要である。
自分のことばかりを考えていると、バチが当たる。お客様の支持を受けるためにイノベーションを起こすことで、運が回ってくることになるのだ。
経営環境が変わったときには、過去の成功体験などはいらない。イノベーションの阻害要因になるだけである。そんなものはアルバムに貼ってセピア色にしておけばよいのだ。

Pocket

Comments are closed