ビジネス美学

会社を永続させるため、自分たちの強み分野に特化してやるべきことをやる

単身向けマンションの賃貸を中心とした堅実なビジネスモデルに転換
単身向けマンションの賃貸を中心とした
堅実なビジネスモデルに転換

エスグラント社では、資金にレバレッジを効かせてバランスシートを膨らませるビジネスモデルで天国と地獄を見ました。
今の会社は、ワンルームマンションのディベロッパーとしてスタートしたエスグラント社の持つノウハウを強みに、物件も都心11区、特に港区、渋谷区、新宿区、世田谷区などに特化して、回転率も良く住む人も買う人も多い1ルームや1DKなどの住宅向けマスマーケットとオフィスでも3億から5億をメインにした小規模なものをターゲットにしています。
つまり、少ない資本で確実に家賃収入や管理費を積み上げていくストック型のビジネスモデルを基盤とする方向に転換しました。
エスグラント社時代に比べれば対照的とも言える地道なビジネスですが、地政学的に大きな変動がないかぎり、毎月から年間のキャッシュフローが読め、社員にも安心して働いてもらえる会社になりました。

エスグラント社破綻後に再起を図っていたころ、実はある有名な投資家の下で修行をしました。
彼は膨大な金融・財務の知識と市場に対する鋭い読み、ある意味クレイジーと言えるほどの論理的思考を持っている人で、経営者としてのファイナンシャルリテラシーはここで徹底的に鍛えられました。
天才と呼ばれ、一匹狼で少数精鋭を得意とする彼に「お前はいつもそんなスローペースでちまちまとやっている」と言われた時、私は彼の金融面でのスピード感とスケール感にはどうしてもかなわない。かなわないなら、仲間とビジョンを語る自分らしいスタイルで自分のできることをやっていこうと誓ったのです。彼には本当に多くの事を学び、今の私の経営者としてのスタイルを確立させてくれました。
経営者の大事な仕事のひとつは、バランスシートの健全化、つまり財務戦略に特化することだと思います。
それは、社員が安心して働き続けられ、お客様に価値を提供し続けるために、会社を永続させていく必要があるからです。

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