ハイパフォーマンス瞑想

ヨガの効果を科学的に実証する機関で学び、メンタルヘルスケアを取り入れた“ハイパフォーマンス瞑想”は、オフィスヨガとして大手企業でも取り入れられています。
「ハイパフォーマンス瞑想」の第一人者である無藤智恵美先生にご登場いただき、ビジネスのパフォーマンスアップに直結する「ハイパフォーマンス瞑想」を10回シリーズで学んでいきましょう!

Lesson1
ハイパフォーマンス瞑想とは

*ハイパフォーマンス瞑想は特許出願中

一流企業が続々と取り入れているマインドフルネス

Googleやアップルが取り入れ、高い実績を上げたマインドフルネス。ビジネスパーソンであれば一度は耳にした事があるでしょう。
実は、マインドフルネスはヨガの一部を切り取ったものという事実はご存知でしたか?
実際マインドフルネスの第一人者でもあるジョン・カバット・ジン博士が来日された際に、ヨガの瞑想からヒントを得たと、おっしゃっていたそうです。

ハイパフォーマーはビジネスアスリートだ!

近年ビジネスパーソンは、常に高い感性や数字を求められるために、パフォーマンスを上げようとビジネススクールに通ったりhow to本を読み、セミナーや異業種交流会などにも積極的に参加して自身を高めようと努力を続ける人が多くいます。それにも関わらず、心身ともに疲れきって、むしろ病気を発症させてしまう人さえも少なくありません。

これは、仕事の技術だけを学んでいても本質的なパフォーマンスはあげられないということの裏付けになっているのではないでしょうか。

アスリートに置き換えれば、フィジカルやテクニックの練習しか取り入れないのと同じことです。今やメンタルのトレーニングをしないアスリートはいません。

アメリカナショナル水泳チームの元ヘッドコーチであるマーク・シューベルト氏※は、選手にフィジカルとメンタルのトレーニングを5:5の割合で行っていました。

メンタルトレーニングのひとつとして、「瞑想」が取り入られています。実際に私もリオ五輪銀メダリストに対しハイパフォーマンス瞑想を指導していました。

ビジネスパーソンはビジネスシーンのアスリートです。グーグルやアップルがビジネスパーソンに取り入れ実績を上げた瞑想は理にかなっていたのです。

しかし、これほど注目されている瞑想にもかかわらず、漠然としていてよく分からないというのが本音ではないでしょうか?

※マーク・シューベルト氏は、ロンドンオリンピックで史上初の3連覇、北京オリンピックでは前人未到の8冠(金メダル8個獲得)を達成したマイケル・フェルプスの育ての親で、計26人のオリンピック選手を育て金メダル29個、世界新記録50個、全米新記録300個というアスリートコーチとしては、名実ともに世界ナンバーワンのコーチ。

ココロとカラダは切り離せない

人間五蔵説
左図は、私たち人間を簡単に表したものです。人間五蔵説とも言います。

2.の呼吸は自律神経を司り、4.の知性は判断をします。1.~5.は互いに影響し合っていますので、生きている限り切り離すことはできません。

例えば、仕事で大きな決断をしなくてはならない時には4.の知性を使いますが、3.の感情が荒れている状態だと正しい判断がしにくくなります。

また、人前で話すときにいつも緊張してしまう人、大切なプレゼンで本番になると自分の持ち味が出せない人は、5.の記憶が過去の失敗を思い出し、2.の呼吸が荒くなって、汗をかきはじめ、1.の肉体である手が震えることで、さらに3.の感情が乱され、また失敗してしまうといった悪循環がくり返されているのです。

マインドフルネスを進化させた、ハイパフォーマンス瞑想

ハイパフォーマンス瞑想は、日常生活の中でわかりやすい方法を使い、誰でも最高のパフォーマンスをあげることができる瞑想法です。

ハイパフォーマンス瞑想とは
マインドフルネスと瞑想の関係を整理すると瞑想の前段階としてマインドフルネスがあり、ハイパフォーマンス瞑想はその両方を含みます。

ハイパフォーマンス瞑想のステップ

ハイパフォーマンス瞑想は、簡単な体操(ポーズ)と呼吸法をして瞑想に入ります。

散らかったデスクでは仕事がはかどらないのと一緒で、身体と呼吸を整えてから瞑想に入ることが重要なポイントです。
ハイパフォーマンス瞑想のステップ
図はクリックで拡大

なぜハイパフォーマンス瞑想はビジネスの成果に直結するのか?

ハイパフォーマンス瞑想は、科学的手法と同じアプローチで自己実現を促していきます。何事にも成果を重要視するビジネスパーソンには、とても効果的かつ実践的方法です。

ハイパフォーマンス瞑想のアプローチ
上記のアプローチによって自己に対するメタ認知力が養われ、パフォーマンスを向上させるα波をより多く出せるようになります。

これには科学的根拠があります。

2006年の第七回馬淵ホリスティック医学奨励賞<ヨーガの呼吸運動による脳波の変化がもたらす細胞性免疫の賦活化>の研究によると、ポーズ→呼吸法→瞑想を行った結果、順を追うごとにα波出現率が増加したのです。

α波は、ストレスが生じたときに分泌され血圧を上げる作用もある副腎皮質ホルモンを抑制するので、よりリラックスした状態を作れ血圧も下げます。また、コルチゾール(ストレスホルモン)の減少やGABA(神経を鎮める働きの樽アミノ酸の一種)が増加することが最近の研究でわかってきました。

さらに、ハイパフォーマンス瞑想で取り入れているある呼吸法を行うことで思考、判断、創造を司る脳の背内側前頭前野が活性化することがわかっています。

★実際にハイパフォーマンス瞑想を実践した方の感想をご紹介します。

・朝にやると仕事の向かい方が大きく変わります。普段は頭がぼーっとしている状態で仕事を始めますが、ハイパフォーマンス瞑想をした日は頭がクリアーになり、周りのざわつきなど全く気にならないくらい集中するので、その日は残業をしなくて済みます。(外資IT事務.女性.30代)

・部下に対しイライラし、ここ数日それが頭から離れませんでした。瞑想をしてみると、実は自分の配慮不足が原因だったことに気がつきました。原因が自分だとわかったことでイライラがなくなりましたし、自分が上司として足りていない部分に気づくことができました。(不動産営業.男性.40代)

・いつも頭が疲れている感じがしていましたが、ハイパフォーマンス瞑想をすると頭と身体が軽くなり、すべてがリセットされる感じで調子が良いです。(コンサルタント会社社長.男性.60代)

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ハイパフォーマンス瞑想で誰でも「ゾーン」を体験できる!

α波が出て、ストレスが減少し、背内側前頭前野が活性化した状態は、アスリートでいうゾーンに入った状態で、能力を最大限発揮できる状態なのです。

子供の頃、周りで何が起きているかなどお構いなしに“夢中”になって遊んだあの感覚を思い出してみてください。それこそが最高のパフォーマンスが発揮できるゾーンに入った状態です。

その状態を自らがコントロールして、仕事に向かうことができたらどうでしょうか?

ハイパフォーマンス瞑想で、ビジネスパーソンに欠かせない”ゾーン”に入るための練習とベース作りをしているのです。

はじめは実感できるまで時間がかかる人もいるかもしれませんが、ハイパフォーマンス瞑想はやったらやっただけ身につきます。感じ方は千差万別で、焦らずに続けることが大切です。

次回からはシチュエーション別に使えるハイパフォーマンス瞑想法について、実践を交えより具体的にお話ししていきたいと思います。

無藤先生の主催するYoga World.Tokyoでは、オフィスで実践できる「オフィスヨガ」の指導を行っています。

ヨガマットや着替えも不要で、座ったままや机の脇で気軽に取り組めます。「オフィスヨガ」に興味のある方はバナーをクリックしてください。
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