ユニークな人財開発プログラム

指導員研修 ~新入社員と指導員両方を育成する

研修の様子
研修の様子

これまでの人財育成は、配属された現場でOJT任せの傾向が強いものでした。
しかし、育成に積極的な部署もあれば、業務プロセスの簡単な説明だけで、あとはほぼ放置のような部署もあります。
事業が単一だった時代は、人事としては、新入社員を育成熱心な部署に配属するよう配慮をすればよかったのです。ところが今は、メディカル事業部だけをとっても、内視鏡、FCR、IT、超音波など数多くの領域があり、十分な育成を行ためには、現場任せだけにはできない状況になってきています。
そこで特に、新入社員の育成に関しては、人事部が主体となってコントロールすることにしました。
これまで現場任せで属人化していた指導員の育成能力のばらつきを標準化し、さらに強化することにしたのです。
そのために、指導員研修も新入社員研修と同じくらいしっかりとやっています。
定期的に指導員を集め、それぞれの現場での教育方法の情報共有と、指導員同士で互いにアドバイスをし合っています。事業部を越えて話をしてみると、今までとは違う気づきや効果的な教育方法のヒントが出てきているようです。
また、指導員の選定においても、事業部からの推薦に対し、人事部がチェックと承認をしています。指導員に選ばれるということは、指導員本人の評価の面でもアドバンテージなのです。
つまり、このプログラムは新入社員教育の強化でもありますが、指導員自身の育成もねらっているのです。

プロマインド研修 ~自らのプロフェショナリティを設定する

各専門領域でのプロフェッショナルを目指す
各専門領域でのプロフェッショナルを目指す

これまでの資格・役職研修や各専門領域におけるスキル研修に加え、プロフェッショナリティ育成のために「プロマインド研修」を今年からスタートさせました。
これは、32-33歳の社員を対象に、これまでのキャリアを棚卸しし、今後どの領域でプロフェッショナルを目指していくか考えさせるものです。
そして、50歳もう一度、定年後も含めた自分のキャリアについて考えてもらいます。

選抜型研修 ~「均質化」から「出る杭を伸ばす」育成へ

均質を好む社風の中で、これまでは底上げのための研修がほとんどでしたが、基幹人財の選抜型研修もスタートさせました。
会長の古森が塾長を務める「経営塾」では、50歳前後が対象となり、古森をはじめ、社長の中嶋、海外のグループ会社の幹部や社外の経営者などとディスカッションを重ねています。こちらは、すでに昨年1月から始まっています。
今年からは、30代から40代を対象に、リーダーシップとビジネス戦略系のスキルを身につけてもらう研修をスタートさせる予定です。

事業戦略/営業戦略 策定・実行力強化 ~BtoBマーケットで勝てる現場力をつける

写真フイルム専業メーカーであった時代の営業は、国内マーケットシェア70%以上を誇るブランド力と、磐石な特約店・代理店の販売チャネルに支えられていました。
デジタル化の波に襲われた2000年以降、10年かけてヘルスケア、高機能材料など新しいビジネスの柱を作り、構造改革を進めてきたことは、会長の古森のインタビュー(「魂の経営」著者インタビュー)にもあるとおりです。
これらの事業はBtoBマーケットであり、フィルムというBtoCマーケットで強みを発揮してきた弊社にとっては苦手領域です。
BtoCマーケットでは企業レベルのでプロモーション戦略と販売戦略で、勝ち続けてこられました。一方、BtoBマーケットでは、各事業部が対象とする業界やそれぞれの顧客に対する現場レベルでの戦略が重要になります。
そこで、BtoBマーケットにおいて、事業戦略・営業戦略の強みで市場を確保してきたグループ内の富士ゼロックスのナレッジ・ノウハウを参考にさせてもらいながら、戦略策定・実行力強化のプログラムづくりに注力してきました。
これまでに体系化したプログラムは12コースにのぼります。これを事業部やグループの販売会社にも展開し、これまで2,000名近い社員が受講しています。

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