若いビジネスパーソンへのアドバイス

「長幼の序」あり ~当たり前のことをちゃんとやる

年下の者は人生の先輩である年長者には、敬意を持って接しなければいけません。年功序列ということではなく、人として当たり前のことです。
私は、「義理・人情」の人間です。グローバルの時代に何を時代遅れなことをと思われるかもしれませんが、「ならぬものはならぬ」のです。
欧米化されたあまりにも合理的で、すべてを定量化して評価・判定する考え方は、私は好きではありません。
それよりも、もともと日本人が持つ倫理観に基づいて行動することが、人間としての高い質を維持し社会生活を円滑にしていくのではないでしょうか。
やっていいことといけないことは理屈ではなく、当たり前のことです。私は社内で「A・B・C」と呼んで徹底しています。A・B・Cは、「当(A)たり前のことを、馬(B)鹿にしないで、ち(C)ゃんとやる」の略です。これが意外と難しいのです。

理屈抜きでやってみないと、分からないことはたくさんある

五感すべてを活用し、物事の本質を見極める
五感すべてを活用し、物事の本質を見極める

「ならぬものはならぬ」は理屈ではありません。
その代わり、やってはいけないこと以外はどんどんやってみればいいと思います。むしろ、やってみないと分からないことはたくさんあります。
弊社は口に入るものを扱っていますので、食品衛生法を守ることは必須です。
ところが、安全な社会生活を守るために存在する法律とは別に、人間にはもともと食べてはいけないものを嗅覚や視覚、味覚で識別できる能力が備わっています。それは「ならぬものはならぬ」と判断できる人間の高い能力のひとつだと思います。法律や理屈ばかりに頼っていると、人間がもともと持つ自分で考える力や、新しいものを発見したり今までにないことを発想したりする力が削がれていきます。最低限、法律は守らなければなりませんが、ならぬこと以外は「理屈はいいから、とにかくまずやってみなさい」と社員には言っています。

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