求める人材像

「プロ人材」

特定の領域に精通し、周囲を巻き込んで
社内外に価値をもたらす

「プロ人材」とは、文字どおりプロフェッショナルな人材で、「特定の業務に精通し、社内外に認められる市場価値の高い人」のことです。この定義なら、“スペシャリスト”と同義ではと思われるかもしれませんが、どちらかと言えば自己完結型のスペシャリストに対し、プロ人材に求められるのは、特定領域に対する専門性と同時に、仕事を通じ「社内外を含めて周囲をどんどん巻き込んで、全体最適の視点から社会に価値をもたらす」ことができる人です。そのためには、「自主的・自律的」に行動できることも大事です。
また、プロ人材として特定領域の専門家でありながら周囲を巻き込むためには、自分の専門分野に関して、他者にも理解できる平易な言葉で自分の仕事の説明と、相手への依頼・期待を伝える能力も求められるでしょう。

当社がプロ人材を求めるのは、これまでの成長・拡大基調から、今は変革の時代を迎えているからです。日本は少子高齢化が進むなかで、これまでと同じビジネスを継続していては、マーケットの縮小は不可避です。
当社としては、新しい事業展開を求めて、しょうゆ以外の調味料や飲料・酒類、健康食品やバイオなどの新商品の開発や、北米や欧州に加えてアジアやオセアニアなどへの進出の加速など、新市場を積極的に開拓していく取り組みを進めています。
そのためには、自分の専門領域を軸としてしっかりと持ちつつ、そこにとどまることなく、周囲の知恵やスキル、情報や人脈などに積極的に働きかけ、自分の専門領域と周囲との融合・化学変化を促進することによって市場に新しい価値を生み出していくことが求められているからです。

「グローバル人材」

異なる価値観を認めた上で、
協業できる異文化適応力が大事

当社は、1957年に北米に現地法人を設立してから、約60年にわたるグローバル展開の実績があります。今では、売上比率の半分強、営業利益の約4分の3を海外市場が占めています。
「経営の現地化」の下、各地では現地の人材を採用し、現在では多くの外国籍社員が現地のプロパー社員として働いています。一方で、キッコーマン食品の総合職では、海外赴任している社員は10%に満たない人数です。企業としてはグロバールビジネスを展開していますが、社員は圧倒的に国内勤務が多い状況です。
そこで、当社における「グローバル人材」の定義は、「“国内外”、世界のどこでも能力を発揮できる人材」としました。海外で活躍することだけがグローバル人材ではなく、グローバル企業である当社の社員であれば、国内勤務であっても本質的には同じ能力が求められると考えているからです。

グローバル人材となるためには、語学力と異文化への適応能力が重要です。
語学力として英語については、当社でもTOEIC600点のスコアを義務付けました。だだし、語学はあくまでも、ビジネス上におけるコミュニケーションツールの位置づけだと思っています。
それよりもグローバル人材として本質的に大事なのは、自分と異なる価値観を認めた上で、協業できる異文化適応力だと考えています。身に付けるのはなかなか難しい能力ですが、会社としても研修などを用意し、繰り返し学ぶことで、社員には次第にグローバルなセンスを磨いていって欲しいと思います。

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