求める人材像

お話したように、「信頼」というDNAが連綿と継承されてきて、アズビルのビジネスポリシーが成り立っていますので、求める人材像もそこに行き着くと考えています。

お客様との「長期的な信頼関係を構築できる人」ということですね。

【人材開発方針とユニークな人材開発プログラム】

アズビル・アカデミー設立へ 3つの基本方針

アズビル・アカデミー研修センター
神奈川県横須賀市にあるアズビル・アカデミー研修センター

我が社は基本的にBtoBの会社で、企業を支える商品を扱っています。商品の特徴上、前面に出ることは少なく、お客様に尽くして、長いお付き合いをさせていただき、社業に邁進する。

この社是といいますか、「想い」を常に持ちつつ、先代の社長の時に、教育を一から考え直そうと、2008年に「目指すべき人材像」の定義を作りました。

1つ目が「仕事のプロフェッショナルとして、集団の一員としてチームで協働する」

2つ目が「一流を目指す強い意欲を持ち、挑戦し続ける」

3つ目が「高い志と倫理観を持ち、国際感覚に優れている」

これらを併せ持つ人材がアズビルには必要だと。

そして、2012年に社名をアズビルに変更し、現社長が「顧客・社会の良きパートナー」「グローバル展開」「学習する企業体」と、3つの基本方針を掲げました。

~進化する生命体の如く

研修風景
研修センターでの研修風景
「学習する企業体」といいましても、ただ単に研修を多く行うことではなく、企業体質の継続的な強化を目標にしています。 市場環境が変わっていく中で、企業も同様に変わらなくてはなりません。

その方針のもとに2012年11月に、従来は人事が行なっていた階層別研修や、事業部門が担当していた職能研修などを一本化し、アズビル・アカデミーが創設されました。私は2013年に就任した2代目の学長になります。

アズビル・アカデミーでは年間、延2万2,000人以上が受講しています。社員数が約7,000人いますので、1人の社員が年3回、なんらかの研修を受講していることになります。

アカデミーでは300講座程度行なっており、そのうち、約8割を社内講師で運用しています。

研修の内容については、技術トレーニングもありますが、その他にも、階層別教育という、課長や係長職など職位に応じた研修も行なっていまして、スキル習得と実践を目的として行なっています。

また、グローバルな人材を育てる研修やキャリア開発も実施しています。

社員の異動、なかでも、職務や事業ラインをまたぐ異動となった場合、異動する社員に異動先で必要となる基礎知識やスキルの教育を行なっています。

弊社の基本として、「安易な人員削減は行なわない」ということが110年の中で培われており、海外移転に伴い国内の工場をクローズした場合でも、その方針は変わりません。

組織再編に伴う再配置のための職種転換教育を行い、サービスやメンテナンスなど職務を変えて働いていただいています。

これが離職率の低下にも繋がり、学生からは魅力的な企業に見えるようです。

そして、弊社は結構、一度辞めてから戻ってくる人もいらっしゃいます。他社での経験を生かしていただくことが重要だと思っています。

また、男性と女性の平均就業年数を比べると女性のほうが長いです。女性が長く働ける環境が整っているので、女子学生と面談で話すと、弊社選択の理由に挙げる方も多いです。

女性管理職の比率は4%に

ほぼ100%近く理系出身の社員で占められてる中で、女性社員は約2割います。

生産ライン担当の方が多いこともありますが、社全体での女性比率に比べ管理職比率が低いことが課題となっています。

お付き合いがあるビルメンテナンスや建築、工場やプラントといった事業の現場はまだまだ男性中心の社会で、必然的に男社会のイメージがついてしまっています。

とはいえ、昨今は優秀な女性社員も多く入社しており、部長もいますし、グループ会社では役員もいます。

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