愛されるには理由がある

プロントで一番のお店

数年前、20年以上もフランチャイジーとして頑張っているお店のオーナーが急逝しました。
私も葬儀に参列させていただきましたが、お通夜の際、ふと見渡すと20年前の元アルバイトの方が参列していました。
それこそ、代々のアルバイトの方達が行列となって並んでいたのです。本当に感動して涙が溢れる出来事でした。
また、このお店の凄いところは、近くにある同業者が忘年会の会場として利用している事からも分かります。
大変サービスの良いお店だから、ライバルという概念も超越して客として忘年会で利用しているのです。
これほど愛される秘訣は何なのか?と思うことでしょう。

このお店ではアルバイトを含めた従業員全員で、お客様やお店について気がついたことを詳細にノートに書き留めています。
朝番から昼番に、昼番から夜番にノートを引継いで報・連・相しています。
代々、受け継がれ、今ではノートが何十冊にもなっているそうです。
まさに凡事徹底ということでしょう。

この出来事は、お客様・従業員に対するオーナーの深い愛情の結果だと私自身感動したエピソードとして心に刻んでおります。

基本の反復と努力の積み重ねが重要

愛される理由
コーヒーの味も時代と共に変化していく。
プロントは今年で30周年を迎えましたが、同じ業態で30年間継続しているお店は日本中でも珍しいと思います。
思い出して頂くとわかりますが、30年前に流行ったチェーン店、特に居酒屋などで今も残っているお店は少ないはずです。
たとえ残っていても、名前を変えていたり業態が変わっていたりしています。

ファストフードも同様でしょう。色々なお店が出来ては消えていきました。残っているのはM社やK社、喫茶店ではビッグネームに限られます。
我が社は、結構しぶとく生き残っている訳です。
しぶとさの理由は、リバイタライズしながら0.5歩先を進んでいるからです。
リバイタイラズにはコストと時間が掛かりますが、惜しんではいけないと考えています。
短期的な収益だけを追い求めずに、継続的な成長を追及するには教育が最も大切なことだと思います。
弊社では常時6,500~6,600人のアルバイトさんを雇用し、このうち2,000人は毎年入れ替わってしまいます。
その為、常に教育する仕組みが必要となります。私は外食産業こそ教育ビジネスだと考えており、本部では教育を重要な仕事と位置づけております。

人間の嗜好は時代と共に変わります。
30年前と今ではコーヒーの味も変わっています。
深煎りが流行っている時代もあれば、逆に浅煎りが流行る時代もありました。
不変の部分も残しながら、時代のニーズにマッチしていかなければなりません。
そのため、常にリバイタライズを怠らないよう心掛けています。

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