復活を使命にした経営者
医薬品メーカーとして新薬開発を中止することに、一体どれほどの決意があったろう。看板製品を切り離すことに、一体どれだけの涙があったろう。それでも彼らは、再び栄光の舞台に舞い戻った。
書籍概要
窮地に立たされた老舗漢方製剤メーカー・ツムラ
経営改革と漢方の復権が交わるとき、その先には何が待っていたのか。
目次
- 序章 漢方復活に賭けたツムラ
- 1章 闇が深ければ深いほど夜明けは近い
- 2章 良薬は必ず売れる
- 3章 ツムラの夢、ツムラの約束
- 4章 日本と世界をつなぐ漢方
- 終章 漢方と医療の明日へ
「復活を使命にした経営者 ツムラ、復活への四〇〇〇〇日」の主役は、かつて債務超過寸前に陥っていたツムラを、現在は漢方薬メーカーのリーディングカンパニーにまで復活させた芳井会長である。
著者: 芳井順一氏
1947年:誕生。1970年:西南学院大学商学部卒業後、第一製薬(株)に入社。東京第一支店営業推進部長などを経て、1995年(平成7年)ツムラ再建のため、創業者と血縁関係にある同社常務の風間八左衛門と共にツムラに転じる。取締役、1997年(平成9年)常務、2000年(平成12年)専務、2003年(平成15年)副社長、2004年(平成16年)社長に就任。創業111年目で創業家と一切血縁がない初のトップとなる。現在は取締役会長。
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