CVCキャピタルパートナーズ日本法人最高顧問 藤森 義明氏

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CVCキャピタルパートナーズ日本法人 最高顧問
藤森 義明(ふじもり よしあき)氏

自分自身が変わるきっかけ ~異質なものの中に入ってみる~

幼少時代の藤森氏(右)1歳年下の弟さんとはまるで双子のよう
幼少時代の藤森氏(右)
1歳年下の弟さんとはまるで双子のよう
子供の頃、勉強しなくても成績優秀、毎日野球ばかりやっていました。けれども内気で、人に接するのが嫌いで、そういった性格だと自分では思っていました。今はみんなからアメリカ人だとか言われるし、みんなの前でも人に話しかけに行く、いわゆるアウトゴーイングに対して、子供の頃、学生の頃も基本的には極めて内向的でした。それが少しずつ変わり始めたのは、まずは、東大で野球部に入りそれを辞め、アメリカンフットボールを始めたこと。1年でも2年でも基本的には実力があればすぐにでも試合に出られる、いわゆる年功序列的なものから実力主義的なものという、現代の社会を反映したようなスポーツに触れたことです。野球からアメリカンフットボールという全く違ったス
ポーツに入り、まったく今までとは違ったものに触れた時、自分自身が異質なものの中に
入っていった時に自分が変わることができる!自分自身がそれに対して心地よく思えてきたのです。

社会人になる時も、先輩に商社が面白いよと誘われ、また、どうせ入るのだったら出世しやすい方がいいんじゃないか、東大生が一番少ない日商岩井がいいんじゃないか、と思い入りました。東大生という環境の中から日商岩井と言う荒くれ者の中に入った時に、自分はそっちの方がわりと居心地が良いじゃないか、自分の今の常識みたいなものをどんどん自分で
破っていくことによって、自分自身をもっと出せるところに入っていけるプロセスを感じ
ました。

その後、アメリカに留学し、新しい見方を学び、そしてGEに入ることによってアメリカ社会に入っていくと、さらに自分が変わっていきました。自分が変わっていくプロセスというのはまさに今までの習慣から一歩はみ出し、自分のコンフォートゾーンから出ていって新しい自分を見つけていく、そこに入ることによって、今まで自分は内向的だと思っていたが、自分自身が楽しく感じると気づき、発見をしながらだんだん自分が変わっていく。自分の変化の歴史はそういうところにあるんじゃないかと思うんですよね。そういう意味で子供の頃の自分に対してまったく違った自分が出来上がったことは、ある意味非常に面白いんじゃないかと思います。

藤森 義明氏の著書 リーダーは前任者を否定せよ

前任者を踏襲するトップは不要。変革を起こして、さらなる高みを目指せ。アジア人初の米GE本社役員となった「経営のプロ」が初めて語る、プロフェッショナル・マネジャーになるための仕事術。米企業では次々と新しいリーダーが生まれてくるのに、なぜ日本企業ではそうならないのか。

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