「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方 スターバックスコーヒージャパン株式会社元CEO リーダーシップコンサルティング代表 岩田松雄氏

著者インタビュー
「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方
スターバックスコーヒージャパン株式会社元CEO
リーダーシップコンサルティング代表
岩田松雄氏(いわた まつお)

執筆の動機

本当のリーダーシップのあり方をまとめる ~スターバックスCEO退任後の大きな流れに乗って

私にとって、2年前の2011年3月11日の東日本大震災の前後1週間は人生激変のタイミングだった。
震災直前にスターバックスコーヒージャパンのCEOを退任し、震災によって自宅が傾き、以前の膝の術後が芳しくなく震災後3日目に再手術のために入院をした。
入院中の退屈にまかせて自分の天中殺を調べてみたところ、まさに今がど真ん中ということが判明。退院した後も、前から出版したいと思って進めていた出版の企画が何度も流れたり、いろんなことが裏目に出ることが多かった。
スピリチュアルなものを信じているわけではないが、そういう時期はいたずらに動き回らない方が良いというアドバイスにしたがって、1年ほどは静かに過ごしていた。
そんな中、昨年のはじめに私のセミナーに参加したサンマーク出版の担当者から連絡があり、本を出しませんかと声をかけてくれた。
震災直後は何度も流れてしまった出版の企画だが、今回はとんとん拍子で話が進み、昨年10月には、シリーズ一冊目となった『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』を出版することができた。

リーダーシップコンサルティングとして多くの依頼を受けている
リーダーシップコンサルティングとして
多くの依頼を受けている

本が売れないと言われている今の時代、あっという間にこの本は30万部を超えるベストセラーになり、スターバックスのCEOを退任して立ち上げたコンサル会社(リーダーシップコンサルティング)としても多くの依頼が来ている。
その後も間を空けず『ミッション』『スターバックスCEOだった私が社員に贈り続けた31の言葉』の出版が続いた。
考えてみればこれはちょうど先の天中殺を抜けたタイミングに合致しており、人生における大きな流れ・運がまためぐってきたのだと思った。こういう時は、流れに乗った方が良い。昨年秋以降に依頼される案件については、基本的にすべて断らず受けることにしている。

医師であり脳科学者・認知科学者としても高名な中野信子さんの近著『科学がつきとめた「運のいい人」』によると、運をつかむための最終結論は「祈りなさい」というものである。運のいい人は、運がやって来たときにしっかりとアンテナが立ち、それをしっかりと掴むことができるのだという。祈るというと宗教の匂いがするが、祈るということは「信じる(信念)」「自己暗示」でもあり、それがチャンスを引き込む力となるのだ。
また、松下幸之助は「謙虚であることが運を呼び込む」と言っている。成功を自分の力だと思うのではなく、謙虚な心で他者へ感謝できる人のところにはまた運がやってくるという考え方だ。
さらに、『ビジョナリー・カンパニー2』における第五水準の経営者は「成功を収めた時は窓の外を見る(他者・環境のお蔭と考える)。結果が悪かった時は鏡を見る(自分の責任と考える)」と言っている。
呂新吾の呻吟語深にある「沈厚重なるは第一等の資質」も同様の考え方である。
これら識者による経営者、リーダーに関する見解は、実は本質的に同じことを指摘している。
残念ながら、今の日本に本当のリーダーは少ない。震災後の原発事故の対応においても、様々な復興施策においても、日本に良いフォロワーは沢山いるのに、良いリーダーがいないのは残念である。
私は日本が大好きであるからこそ、これまでの自分自身の経験に照らし、識者それぞれの見解に対して「点」で共感していたリーダー像を統一的に整理して、日本に良い経営者・リーダーを育てるべく昨年から集中的な出版を進めている。

「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方

「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方(サンマーク出版)

ザ・ボディショップやスターバックスのCEOを務めてきた岩田さんも、もちろんかつては部下だった時代があります。
部下時代にはどう仕事や勉強に向き合っていたか。
そして上司や経営者になったときにはどんな部下の存在に助けられたか……。
かつて部下だった経験と、上司として部下を持った経験と。
その両面から見た「君にまかせたい」と言われる理想の部下の姿について51項目にまとめました。

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