30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由 起業家 杉本宏之氏

著者インタビュー
30歳で400億円の負債を抱えた僕が、
もう一度、起業を決意した理由

起業家
杉本宏之氏(すぎもと ひろゆき)

執筆の動機

現在の自社の社員と世の中の人々に、
何ら恥じることのない私のビジネス人生を知って欲しい

堀江貴文さんと新たに会社を立ち上げようと打ち合わせをしていた際に、お互い「あの時は・・・」「そういえば・・・」と当時の話がいろいろ出ました。その際、堀江さんがすぐに永江一石さん(Eコマースコンサルタント)とダイヤモンド社の人を紹介してくださり、話を聞いていただいたところ「これは面白い!是非、出版しましょう」と、翌日にはダイヤモンド社の編集長も来ていただき、とんとん拍子に話が進んだのが、直接の出版に至ったきっかけです。
サイバーエージェントの藤田晋社長にも「杉本君が復活したら、本を出すと良いよ」と言われていたことも頭にありました。

起業から48ヶ月、不動産業界史上最短・28歳最年少で2005年にエスグラント社を上場させ、わずか1年半後の2007年6月期には、売上高377億円、経常利益23億8,000万円にまで成長させました。一転、リーマン・ショックのあおりを受けて2009年3月に民事再生を申請し、会社を清算せざるを得ませんでした。3年強という短い間に天国と地獄を味わった私の経歴を、既に今の会社の新卒入社社員は知りません。
彼らの今後の人生の糧や人間育成の一環として、私の経験や想いをこれを機に知ってもらいたいと思っています。

また、会社を民事再生した際には、何の関係もない人たちから「実は海外に億単位で金を隠している」など、いわれのない疑いをかけられ、根も葉もないゴシップを流されました。
虚勢を張った私自身の弱い心が引き寄せた結果であり、自業自得とも言えます。しかし実際は民事再生を選び、可能な限り債務弁済の責任を果たしたつもりです。私個人についても民事再生の方法をとることは可能でしたが、自己破産の手続きによって売却できるものはすべて売り払い、免責されない税金は借金をしながらも納めました。私自身の未熟さから会社こそ潰してしまいましたが、最後までお客様と債権者を守るために誠意を持って精一杯できることをし、何ら恥じることはありません。出版という形であの時何が起きていたのかを正々堂々と記すことが出来るのは、当時、ご迷惑をお掛けした皆様への誠意の証だと思っています。それが、この出版の大きな意義です。
お蔭様で、今の企業グループも今期の決算では売上約170~180億円、経常利益10億円程度は達成できそうです。ピーク時のエスグラント社にはまだ及びませんが、財務内容、永続的な利益という面では、エスグラント社を超える事が出来ています。どん底で苦しんでいた時、今の会社をエスグラント社と同じレベルまで成長させたら本を出そうと決めていたこともあり、それが見えてきたこの時期に出版を決意しました。

30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、
起業を決意した理由

業界の風雲児として急成長企業を育て、最年少上場記録を打ち立て、最高益を叩きだした矢先、リーマンショックで巨額負債を抱え破たん。どん底から再起動へと歩む青年社長は、失敗から何を教訓とし、迷惑をかけながら支えてくれた人々に何を伝えるのか?

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