エイベックス・スポーツ株式会社代表取締役社長 伊藤正二郎氏

著者インタビュー
すごい人のすごい流儀
エイベックス・スポーツ株式会社
代表取締役社長
伊藤正二郎氏(いとう しょうじろう)

執筆の動機

属人的なエンタメ業界の後進とビジネスパーソンのセルフブランディングに役立ちたい

当社グループは、企業理念に「感動体験創造企業へ」をかかげ、エンタテインメントビジネスを展開。世界の人々に笑顔を届けることを目指しています。

エンタテインメントビジネスにおいて、重要なコンテンツであるアーティストやアスリート。彼らの価値を最大限に引き出すのが「マネジメント」と呼ばれる仕事です。日本語では「管理」と訳されますが、実はアーティストやアスリートの方々の価値を最大化するクリエイティビティの高い仕事です。

エンタテインメントビジネスは、属人性の高い仕事なので、職人の世界に近く、業界に入ると丁稚奉公のような上下関係のなかで人材育成が始まります。「仕事は盗んで覚えろ」「先輩の背中から学べ」「空気を読んで動け」という考え方・指導法が一般的です。そのため、業界には多くの素晴らしい先輩たちがいらっしゃるにもかかわらず、ノウハウがアーカイブ化されておらず、多くの新人はゼロからスタートしなければなりません。ですから、次の世代、またその次の世代が入ってきても、自分自身でゼロからアーカイブをつくり直すということが繰り返されてきました。

多くのアーティストやアスリートのマネジメントに携わるなかで、私は彼らの価値を最大化する手法として、「3C」という技術を用いています。
「3C」とは、

  1. Concept(コンセプト)
  2. Consistency(一貫性)
  3. Continuity(継続)

の3つで、ブランディングにかかわる重要なポイントを指したものです。
この「3C」について、「“スター”を“スーパー・スター”にする技術」というタイトルで講演する機会をいただいていた所、出版社の方とご縁頂戴したのが出版の直接的なきっかけです。

マネジメントビジネスは掛け算。
ゼロには何度掛け算をしてもゼロですが、最初のボトムがわずか2でも3でも上がっていれば、繰り返される掛け算の結果は大きくなっていきます。
私が経験のなかで得たノウハウがアーカイブのベースとなり、属人化した業界の中で少しでも後進の役に立てればと思っています。

“3C”を用いたアスリートのブランディング

「人」がコンテンツのエンタテインメントビジネスには、本人が稼働する「アピアランス事業」と本人の名称・肖像・著作物等の権利を活用する「プロデュース事業」があります。広告や媒体、イベントなどへの出演はアピアランス事業、メーカーなどと組んで商品開発をしたり、自分のブランドで商品を出したりするのがプロデュース事業です。

アスリートの価値を最大限に引き出し、その結果として皆さまに喜んでいただくために、アピアランス事業とプロデュース事業のバランスや、どの案件にどのように関わっていくのかを決めるのがマネジメントの大きな役割のひとつです。

弊社エイベックス・スポーツのマネジメントの特徴として、単にアスリートがやりたがっているからとか、出演料等の条件が良いからなどといった近視眼的な理由でビジネス案件は決定しません。今までやったことがないからという前例を理由にして、オファーを断ったりしている訳でもありません。

ブランディングの軸である先ほどの「3C」を用いて、案件を決め、アスリートをブランディングしていくのです。

「3C」は、アーティストやアスリートといった超一流の「すごい人」にだけ当てはまる訳ではありません。実は「3C」を実践できた人が、結果として「すごい人」になっているのです。
「3C」は、皆さんが自分の人生を選択的に生きていくときの考え方の軸となり、少しでも「すごい人」に近づくためのひとつの指針になると思っています。

コンセプト(Concept)を反映し、一貫(Consistency)性を持たせ、継続(Continuity)する

「3C」はとてもシンプルで、難しいものではありません。是非、本を手に取って納得していただき、さらに実践していただければ大変嬉しく思います。

すごい人のすごい流儀

(1)「コンセプト」を決める。
(2)「一貫性」を持たせる。
(4) 一貫性を「継続」する。
この3ステップであなたの社会的影響力や魅力が高まる。
数々のスーパースターをブランディングしてきた著者が語る、自分の価値を高める生き方

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