行動の品質
株式会社ウェイビー 代表取締役社長
伊藤 健太 氏

株式会社ウェイビー 代表取締役社長 徳島大学客員教授 iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授 世界経済フォーラムU33日本代表  伊藤 健太氏

株式会社ウェイビー 代表取締役社長
徳島大学客員教授 iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授
世界経済フォーラムU33日本代表
伊藤 健太(いとう けんた)氏

株式会社ウェイビー 代表取締役社長 徳島大学客員教授 iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授 世界経済フォーラムU33日本代表 伊藤 健太氏
株式会社ウェイビー 代表取締役社長 徳島大学客員教授 iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授 世界経済フォーラムU33日本代表 伊藤 健太氏

著者プロフィール

1986年 神奈川県横浜市生まれ
慶應義塾大学卒業後、23歳の時に病気をきっかけに小学校時代の親友4名、資本金5万円で起業。6ヶ月以上売上が立たず、クレジットカードでの借金生活を過ごすも、低コストのマーケティング手法を多数考案。会社設立や資金調達を支援する事業を開始し、相談件数が1年間で1,000件を超える。起業家向けマーケティングのコンサルティング事業も開始。国内有数の独立・起業支援の会社となり、支援者数は10年間で1万人を超える。現在、小さな会社、個人事業主、副業者の売上向上のためのサービス「01 クラウドシリーズ」を展開。独立・企業を応援するメディア「01 ゼロイチ」は、月間ユーザー30万人を超える、日本トップクラスの企業系メディアとなっている。

執筆のきっかけ

会社が11期目に入りました。もともと病気をきっかけに創業していることもあり、プランを立てそれ通りにやってきた10年ではなく、人生いつどうなるかわからない中でのスタートでした。
社会的には若い年齢ですが、僕にとっての10年は普通のサラリーマンの3倍は働いていたので30年相当だと思っています。
10年を振り返った時、次の10年はこれまでの10年の反省をもって次に進むべきだ、と思いました。今34歳で、10年という単位で考えると、あと3~4回しかできないじゃないですか。そうすると実は人生の25%は終わっていると思った時、このままで次の10年を過ごしてしまうのは絶対よくないなと思ったんですね。10年間会社がやってきたことを見直した時に、取引先のお客様である1万人を超える経営者や個人事業主の方からお金をいただいてきたっていう事実があり、なんでこの人はうまくいって、この人はうまくいかないのか?という問いを持ってお客様とコミュニケーションをとってきたことに気づきました。常に経営者や個人事業主の方とお会いする中で、この経験が確実に役に立てるってことですよね。それをちゃんと形にしておきたいと思ったことが執筆のきっかけになります。

成果につながる行動、つながらない行動の違いの正体
ダボス会議U33日本代表で、1万人以上の起業支援をしてきた著者の豊富な経験と知恵や知識から見いだした、行動の品質を高める思考法&実践法を具体的な事例を交えながら徹底解説した1冊がついに登場です。

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生い立ち

生い立ち

両親の教え ~とにかく良い人になりなさい~

起業します、みたいな考え方は、両親からの影響はあまりないですね。実は小さい頃から勉強をしろと言われたことが1回もないんです。父親は中卒、母親は高卒で、横浜では有名なヤンキーだったそうです。二人とも勉強をしていないから、学業を重視していないんですね。
両親から何を言われていたかと言うと、「とにかく良い人になりなさい。」です。例えば、母親の困っていることを助けないとか、手伝いをしないとか、おばあちゃんがくれたお小遣いのことを報告しなかったりするとめちゃくちゃ怒られるんですよ。親が御礼をしないといけないとか、今考えるとよくわかります。
「変に頭でっかちになるぐらいだったら、勉強するな」って言われていました。

母親の価値観に影響を受ける 
~当たり前のことができないなら辞めさせる~

僕が小3くらいの時、両親は離婚して父親の方に行きました。経済面で貧しいとかを感じたことはなく幸せだったのですが、収入的には少なく、私立に行く選択肢が基本的になかったことが、ちょっと嫌だなと思っていました。別に公立でも良いのですが、可能性が最初から限定されて、その選択がとれないってことが結構いやでした。
当時の僕は普通の公立中学校で成績も真ん中ぐらいでした。学年で一人行けるかどうかぐらいの慶應義塾高校に、もし受かったら学費を出して欲しいと、慶応卒業でちょっとお金を持っていたおじいちゃんに交渉したわけですよ。
いわゆる資本家ですよね。そこで1年ぐらい勉強して受かったのですが、僕の家からするとありえないくらいの出来事だったので、普通は凄く喜ぶじゃないですか。でも母親に最初に言われたのが、「調子に乗るな。ここでお前が頭でっかちになってふざけたことしたら、学校辞めさせるからな」って。本当に3年間のうちに何回か辞めさせられそうになったんですよ。退学届を勝手に出そうとしていたりね。母親の基準で言う「人としてのあり方」として、僕は調子に乗っていたわけですよ。母親のその価値観ていうのは今思うと本当にすごくて、慶応に入りましたって言ったら「すごいね」とか「良かったね」とかで終わるのではなく、「そんなのどうでもいいから当たり前のことやりなさい。そこができないなら辞めさせる」って。お金も結構かかっているし、一般的な感覚としては、将来を嘱望されたようなものじゃないですか。なのに、ミーハーな感じが一切ない母親はすごいなって。その影響は結構大きいですね。だから良い会社に行かなきゃいけないとか、そんな気持ちは僕も一切なかったですし、言われることもなかったです。まあ言われても反発していますけど(笑)。そんな家でしたね。

学生時代 ~3要素を意識して~

自分で決めたことができるような人になりたいとずっと思っています。
学生時代、文武両道は当たり前で、それだけだとよくある人だなと、もう1個何かあるといいなと思っていました。
僕は小さい時からずっとクラスでリーダーのポジションだったので、文武両道と面白さ、この3要素をいつも意識していました。高校、大学での成績も良かったですし、サッカーは高校の部活ではなくクラブチームでプレーをしていて神奈川の選抜にも入りました。
慶応義塾高校は内部の幼稚舎・普通部・中等部からと外部の高校受験組がいますが、みんな当たり前に頭がいいわけですよ。さらにスポーツも強い。勉強とスポーツ。この2つができる事は当たり前なんです。なので、勉強とスポーツにプラスもう1個持っていないと、尊敬の値に入らないんですよね。その基準の高さもすごいなって思い、他の1つを加えて「3つの要素」をすごく意識していました。
慶応義塾高校ってすごい高校で一人の大人として扱われていました。だから授業中に寝ていても、勉強しなくてもいいし、バイトは自由、髪の毛の色も自由。修学旅行も3年間のうちに何回行っても、誰と行ってもいい。自己決定しているんだからそれでいいと。自分に責任を持ちなさいということなんです。

大学も一緒で、基本的には勉強とサッカー、あとはマクドナルドでのバイトです。高校3年から続け、大学1年生になったタイミングでマネージャーになりました。アルバイトの最高職です。大学時代はこの3つをバランスをとってやっていた感じです。

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就職について ~自分のアイデアでアプローチしたい~

就職について ~自分のアイデアでアプローチしたい~

就職する必要があるのかという思いと、就職の構造自体が全く納得できず、膨大な会社の中から就職活動の期間で1社に決めるって本当にセンスがないなって思っていたんです。みんなは自分に言い聞かせているだけであって、それが滑稽に見えちゃって。

興味関心が日々変わることに対して、自分のアイデアでアプローチしたいなってのがすごくあったので、職業をみつけるという感覚がまったくなく、会社に入ることの意味がわからなかったんです。結局大学生の時は答えが出ず、当時は政治家が一番近いのではないかと思っていました。そこで政治家になるために一番近く、かつ世襲じゃない方法を考えた時、官僚とか弁護士とかが出てきました。僕は法学部で法律も好きでしたので、弁護士になって政治家になろうと思っていたんです。弁護士になるためにはロースクールに行かなくてはいけないので、お金のために一回働く必要がありました。早く帰れてお金がたくさんもらえる選択軸になると、日系の金融で損保だったんです。損保に入社し9ヶ月だけ働いて400万くらい貯めたんですね。本当は2年くらい働いて1000万くらい貯めようと思っていたのですが、勉強時間をとって特待で入った方が学費とか払わなくていい、と考えを変えて9ヶ月で辞めました。ただ、初年度に特待になることはできず、合格した慶応のロースクールには奨学金を借りて行こうと入学を待っている時に病気が見つかり、ロースクールの進学を取りやめました。そして、病気が見つかった1週間後に会社を起ち上げたっていう感じなんですね。

短期軸だけは計画的でしたが、今やっていることの意味っていうのに納得がないと時間がもったいないなと思っちゃうんです。本にも書きましたが出口を作りたいんですよね。なので、せっかく法律を勉強しているので、「なんのために?」という自分の意味付けのために大学2年の時に行政書士の資格を取りました。結果として、事業としてそちらも起ち上げることになり、適当に点を打っておいたことが線になった感じです。

ビジネスコンテスト型インターン ~『日本おしどり夫婦化計画』で優勝~

僕は就職活動をほぼしていなくて、ゼミの中でも結構浮いていました。みんな凄く一生懸命やっている中で、あまりにも話についていけないので、ちょっとやりはじめようと思って最初にコンサル系の会社にエントリーしたところ、すぐに内定をもらいました。就活で動いている時に、リクルートっていう面白い会社でビジネスコンテスト型のインターンがあるのを聞き、結構な数の応募があったのですが、たまたま通りました。学生5人で1チーム×10、僕たちはゼクシーのブロックでした。リクルートのメンターがつき、6ヶ月くらいいろいろ教えてもらいながら、「ビジネスを考え発表しなさい。」と。そこで発表したのが、『日本おしどり夫婦化計画』です。当時は熟年離婚がめちゃくちゃ増えている時。僕の両親も離婚していたので、子供の目線に立つと離婚って微妙でポジティブなことはないわけです。極力しない方がいいんじゃないか、とは思いますが、当時は学生なので夫婦間の機微は全くわからない。今考えると仕方ないなと思いますけど。当時は、ちょっとでもなくなったらいいなと思って、夫婦間の問題解決をしようっていうビジネスモデルだったんです。

ウェイビーの立ち上げ

病気をしていなかったら絶対会社なんて立ててないですね。病気をしたことで何を思ったかって言うと、いつか死ぬこと。現実に目の前にやってきたっていう感じで、なんか寂しいじゃないですか。小さい頃から結構寂しがり屋なので、自分がいなくなるってめちゃくちゃ寂しいなと思ったんですね。なので自分の代わりを作ろうと思ったんです。それが会社。単純に自分ひとりでやるって嫌だったので、小学校の親友で、大学時代も地元でいつも一緒に飲んでいた仲良し3人に声をかけました。病気をしたから1回集まって欲しい、当時は本当に良くない病気だと思っていたので、3人には死ぬかもしれない、会社を立てようと思うんだけど、みたいな話をしました。早稲田・慶応を出ていい会社に入社し1年目か2年目の2人はタイミングを計り、1人は大学受験を失敗してフリーターだったので簡単。一気に代表取締役に昇格するわけですよ。そしてこのフリーター馬場と僕ですぐに動き始めました。

シンプルにミクロで見る ~問題を解決することでお金がもらえる~

そもそも創業して7ヶ月くらい株式会社ウェイビーの売り上げがゼロ。資本金も5万円の会社ですからずっと借金でした。頭のいいアプローチは創業当時にできるわけもなく、創業のメンバーみんなが本当にがむしゃらでした。途中辞めようかってことも本当にあって、会社を立てた後にやることがなさ過ぎて、お金もないから馬場とアルバイトを探しに行ったり、テレビのエキストラに一緒に応募しようとしましたが、撮影場所までの交通費が出せなくてやめたりとそんな状態でした。このままじゃ明らかにやばいというのはみんなわかっていたころ、馬場がアルバイトをしていた多国籍レストランで働いていた留学生の子に、「ビザの問題に困っています。ビザの問題を解決してくれたらお金払うよ」って言われたんです。いい大学を出て、いい会社にいた僕達からすると、彼らにはお金の匂いが一切しなかったんですが、この人の問題を解決できたらお金をもらえるんだっていう、ものすごいミクロの話になったんですね。「じゃ、ここ解決できたらいいね」って。今までは頭いいぶってアイデアを出し、みんなで議論するみたいなしょうもないことをやっていたんですけど、問題を解決してくれたらお金払うよ、というシンプルな話になったんですね。ビザの問題を調べて行くと、行政書士がサポートしてることがわかり、「あっ、取ってたな」って資格登録したんです。会社を立てた後で。行政書士の登録には30万ぐらいかかるのですが払えず、創業メンバー4人でひとり7万5千円ずつなんとか工面しましょう、みたいなことでどうにか事務所登録をしました。

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ダボス会議

ダボス会議

2018年 ダボス会議U-33日本代表!
2018年 ダボス会議U-33日本代表!

2018年、ダボス会議U-33(33歳以下)の代表になりました。日本からは僕を含め3人で、160カ国からヤングリーダーが参加しました。そもそもダボス会議U-33の主旨ってすごいなって思うんですけど、世界人口における30歳以下の割合は約80%を占めているんですね。このU-33の人たちって8割占めているのに、掲載や文化政治とかいろんなところに対してのインパクトって8割分出ているか?というとまったく出ていないと。これっていびつですよねって。

ビジネス以前に、今でいうSDGsはとうに議論されつくしているんですね。日本なんてもう10年20年遅れで入ってきているので、僕の知らないアジェンダばかりなんです。同じ歳の人たちですが、気候変動についてとかの見識があり、持論をちゃんと持っているんです。見ている前提が違い過ぎて、僕なんてただのビジネスマンですから、そこの差をすごく感じたことがひとつ。もうひとつは、いわゆる学部卒とか博士課程とか修士課程とかあるじゃないですか。基本的に参加者の90%以上はいわゆるマスターを2つ持っているんですね。これは世界の普通であって、言語も3か国語くらい話せるんです。日本は学部を出て大きい会社に入り何も使えないわけですよ。学習とベースになるロジックとかの捉え方がまったく違うので。大学の学部を出て社会に役に立つ大学での学びなんてないわけです。でも海外はそもそもいきなり新卒で会社に入る概念もないですし、基本的には大学でた後にインターンとかまずは旅するとかが基本なわけですよ。日本は、大量生産の時代で需要が強かった時代においてはよかったんでしょうけど、機械的でクリエイティブさとか自由さとかがない国だなとすごく感じています。僕もそこに乗っかってきたわけですが、なんとなく大学に入ってなんとなく大学卒業してみたいな、そこがすごく強い国だなと、すごく感じましたね。

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僕たちの理念

僕たちの理念

世界で一番起業家を大切にします!
世界で一番起業家を大切にします!

自分とお客様という目線で言うと、お客様は本当に不思議な存在だなと思っています。お金をいただいているから成立できるので、本当にお客様のお役立に立ちたいなって言う気持ちしかないですね。これは僕たちが成長しない限りはお役に立ち続けられないわけじゃないですか。経営者に対して支援している会社はたくさんあると思うのですが、取引先の一社って感じではなく、経営者に一番寄り添って経営者が大変な時であってもいい時でもあっても関係なく横にいる存在でお助けでき、お手伝いできるといいなと思ってずっとやってきています。
『経営者と起業家とともに世界を変えること』は僕たちの理念でもあります。

自分達の会社っていうもう1つの目線で言うと、何もないところからスタートしてようやく10年が経ち、やりたいことや自分の考えも明確になったりお金があったりとか、ようやく次元も1個変わっていき、お客様のお役に立てるような雰囲気がでてきた感じです。

おこがましい話ですけど、人生1回、みんなわかっていると思うのですが、わかっていたらそういう動きにならないですよねって人ばかりだと思っています。僕の場合は病気でそれが白黒見えたのでもったいないなって。
僕たちがお付き合いしている経営者の方って、常に何かもっとよくしたいと思っているんですね。自分の会社もそうですし、そこから生み出されるものによって、地域社会かもしれないし、お客様の生活かもしれないし、いい意味で今に決して満足していないんです。
僕自体がいろんな先輩や、いろんな機会をいただくことができた中でいろんな気づきがあって”今”に至っているわけです。これが小さい会社だとなかなか得にくい状況にあるなっていうのがすごくわかっていて。だから僕たちがやりたいのは経営者に対しての気づきだったり、経営者自体に対しての1個のアドバイスとか打ち手で何かが変わるって話ではなく、日々血となり肉となっていくような当たり前のコミュニケーションの中で、何かの力に変わるようなものを安定的に供給できたらいいなってことを思っています。

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個人の夢

個人の夢

自分がやってきた10年をちゃんと完結させたい、っていうことにしかフォーカスを当てていないです。この10年を無駄にしたくないっていう気持ちもあって、もっと高次元に意味あるものに変えたいっていうことが今一番強い思いです。
なのでこれができない限り、個人の夢は考えていないですね。
これを4年単位ぐらいでここまで持っていけたらようやく次のこと考えよう、それも自分が力を付けないと、何かのせいにしても何もできないので、僕は今のフィールドでやりきる。ただ時間を決め4年で1個ここまでっていうラインは持っているので、ここまでできなかったら自分として駄目だよね、ですし、それができなくても悲観せず、1回駄目だったなと、力がなかったんだなと、もう1回ゼロからその時興味あることをやればいいやって思っています。

マクドナルドから学ぶこと

マクドナルドはバイトしていたこともあり、今考えても本当にすごい会社だなって思います。何がすごくていつも驚かされるかというと、圧倒的に勝ち組企業なんですよ。一番チャレンジしているんですね。例えば、一番に導入したモバイルオーダーなんて発明なわけですよ。コロナの中の外食でも本当に一人勝ちでしたし、チャレンジする会社は強い会社ってことなんです。やらなくても儲かっているにもかかわらず、チャレンジするって日本企業にほぼない姿勢じゃないですか。

今自分も会社経営をやり自分の会社も変わっていくと、より気づきがあります。
マクドナルドは『ピープルビジネス』ってよく言われますけど、僕が18歳の時に1店舗を普通に任されていたわけですからね。僕のいた店舗は月商600~700万の店だったので、年商1億円弱ぐらいのお店でした。僕と同い年の早稲田の女の子がマネージャーでいて、ふたりで夜の時間ずっと回していたみたいな感じで成り立っていましたからね。当時の時給1000円ぐらいでとんでもないパフォーマンスを出していたと思いますけど(笑)。面白いなと思ってやっていましたし、マクドナルドに就職しようかなと本当に思っていたくらい。今でも週1回くらい働きたいなと思いますね。

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趣味 ~自己成長~

趣味 ~自己成長~

趣味がないんですよね。強いて言うのであれば、小さい頃から「自分の成長」なんです。本当に。自分の成長にはエンタメもあります。豊かになるってことなので。
知らないことを知るっていうこと、普通に考えると勉強が好きなやつって思われますが、みなさんが思っている勉強じゃないんですよ。楽しいことを含めて全部なので。それは今自分が何者かって既定したくないんですね。今自分のやっている仕事はこれです以上!みたいな世界観ではなく、興味関心と世の中の重要なことって変わっていくので、何が起きたとしても自分として活躍していたいんですよね。そうなった時、もっとパフォーマンスを出すためには自分の成長がないと駄目ですし、10年で物理的には明らかに前進はしていますが、この高みが遠くなったって感じなんですよ。より遠さがわかっていく。学習すればするほど知らないことに気づき終わらないなってことに気づくのですね。今やっている領域も10年ひとつの領域にフォーカスを当ててきているので、僕たちの会社でないとできないだろうなっていういい意味での使命感とリソースがあります。そして、今の自分のコンディションが肉体的にも精神的にもいいので、4年で次のオリンピックで絶対金メダルを取るんだっていう、アスリート並みのフォーカスをあてて今事業に取り組んでいるつもりです。なのでこれが駄目だったら仕方がないと思っています。

サウナ ~脱デジタルの貴重な時間~

サウナで脱デジタル
サウナで脱デジタル

サウナは今ほど流行る前からずっと行っています。何のためかと言うと、僕はずっと仕事をしているんですね。周りからは意外がられますが、本当に寝ないと駄目なので徹夜は1回もしたことないですし、毎日8時間か9時間寝ているんですよ。なので食事も会社の人と行かない限り、15分ぐらいで食べてすぐ仕事に戻るんです。起きている時間は休憩しないので本当に濃いです。仕事は基本全部デジタルなので、物理的に脱デジタルをしようと思うとサウナだなって。サウナに入るのは1時間ぐらいですが、それでも1時間スマホを触らないってなかなかないじゃないですか。それがいいなあと思ってめっちゃ行っています。

愛読書 ~ハーバードビジネスレビュー~

この人の言っていることってどこから出てきているんだっけ?それってなんでだっけ?っていうことが結構気になっちゃうタイプなんです。それがちゃんとした話かどうかっていわゆるファクトが結構大切だなと思っています。中小企業経営っていわゆるファクトがないんですよ。そこに携わる日本のコンサルの人とかのレベルもファクトで話す人ってほぼいない状況だなって思っています。
ハーバードの論文って単純に面白いんですね。いろんな世界の頭がいい人たちが研究していることだったりするので、こんなことをテーマに設定しているんだとか、こういう結果になるんだとかわかっておいて、世界のMBAはこういうことを教えられているんだ、みたいなことをキャッチしながらミクロマクロの手入れをしている感じなんです。
ここには本当に役立つものがあって、これを僕たちの会社では変型してお客様にわかりやすくお伝えをする感じですね。自分の勉強にもなりますので。

■取材チームからの一言

創業から10年間で支援者数は1万人。起業家支援の中で常に考え問い続けていた、『うまくいく起業家と、うまくいかない起業家の違いは何なのか?』
その差は『行動の品質』であることに気づかれ、そのポイントをわかりやすくまとめてくださっています。一人でも多くの方に伝えたい!著書からもインタビュー時の伊藤氏のお言葉からもその思いが伝わってまいります。

『どのフィールドで戦うかで得るものが違う』とおっしゃる伊藤氏。
ダボス会議の代表に選抜され、さまざまな国の同世代の方々から刺激を受けられたとのことです。
常に世界視点で物事を捉えられ、世界の動きをキャッチされ、そして大切なお客様にわかりやすくお伝えする。マクロの視点から、ミクロの世界でのひとつひとつを丁寧に大事にされていらっしゃいます。

経営者に寄り添って、常に横にいてお助けできる存在でいたい!
ここには、お母様の教えである、人としてのあり方がベースになっているのだなと感じました。

強い思いが伝わり、お話しに引き込まれ、あっという間のインタビューでした。
とってもとっても濃い時間!
有り難いご縁に心より感謝いたします。

プロフィール詳細

プロフィール 生年月日 1986年11月21日
出身地 横浜
血液型 AB型
生活リズム 平均起床時刻 7時
平均就寝時刻 22時
平均睡眠時間 8-9時間
平均出社時刻 7時30分
平均退社時刻 17時半
自己流 ゲン担ぎ なし
集中法 なし
リラックス法 サウナ
健康法 早く寝る
休日の過ごし方 適度に仕事をする
座右の銘 誰かがやるはずだった。自分がその誰かになりたかった。
好み 趣味 サウナ
好きなブランド 特にない
好きな食べ物 トンカツ
好きなお酒 ない
好きなエリア 恵比寿
好きな色
お薦め 愛読書 ハーバードビジネスレビュー
ビジネスパーソンに薦めたい本  
よく行くお店 マクドナルド
ビジネスにお薦めの店 特にない
Voice 秘書(社員)から一言 伊藤さんの周りに吹いている風がまさに突風って感じで、私はそれに負けじとしがみついています笑
たまに伊藤さんから出るSっけあるツッコミが毎回楽しみです。
第二子のご誕生おめでとうございますー!

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