Lesson9
判断力強化のためのHP瞑想法

Lesson9
判断力強化のためのHP瞑想法

海馬を上手に休ませる？

今回は判断力強化のためのHP瞑想です。

仕事中や誰かとコミュニケーションをとっている時、記憶の貯蔵庫である海馬が常に働き、そこからの伝達により前頭前野が物事の判断をします。

ストレスや疲労に敏感な海馬は、働かせすぎてしまうと萎縮してくるのですが、現在のビジネスパーソンのほとんどが海馬を上手に休ませる事が出来ていないといわれ、働かせすぎている可能性が高いといえます。

萎縮すると伝達がうまくいかなくなりますから、判断力を向上させるためには海馬を上手に（定期的に）休ませてあげることが重要なポイントになります。

それだけでなく、本日行う瞑想をすることで、背内側前頭前野の皮質を厚くして、思考と感情を客観的に認識し冷静な判断ができる様に促していきます。

また、脳の酸素消費量は全体の20~25%にも及び他の臓器よりも多くの酸素を必要とするため、重要な判断や決断が必要な時には前頭前野にしっかりと血流を送ることも大切です。

今回は、さまざまな角度から判断力を強化できるHP瞑想です！一緒にやってみましょう！

【1：三日月のポーズ】

①両手は膝におき、肩の力も抜く。（できれば目を閉じる）

②息を吸って両手を身体の横側遠くから持ち上げ、頭上（斜め上でもOK）で手のひらを合わせる。

手のひら同士を押し合いながら、息を吐きつつ右に身体を傾ける。

③呼吸ホールドしたら、吸って＜写真２＞の位置まで戻って（手のひらは押し合ってる状態で）、息を吐いて横側遠くから両手をももにおろし、③呼吸休憩する。

左右１、２セット行う。

ポイント：大切なことは、どの位深く曲がったかではなく、身体の反応をしっかりと意識化することです。

例えば、腕が重い、伸びて気持ちが良い・悪い、呼吸が深くなった・お腹が苦しい、指先がピリピリするなど、ご自分自身にどうのような感覚があるのかしっかりと感じてください。

効果：自分の体の反応に意識を向けることで、海馬の働きを抑えます（休ませる）。

【2：カパラバティ吸法】

①軽く背筋を伸ばしてリラックスして座る。顔の緊張も抜きましょう。（できれば目を閉じる）

②ゆっくりと吸息をしたのち、両鼻から同時に腹筋を使って勢いよく呼息し、自然に吸息させる。

これを１秒間に１～２回の速さで10回を２セット行う。

終了後は、普段の自発呼吸をして、カパラバティが終了した直後の感覚を意識化する。

ポイント：腹筋を緊張させて、腹部を一気に内側に引き入れることで出来る限り早く息を出してみよう。肩の力を使わない様に注意します。

禁忌：高血圧、虚血性心疾患、ヘルニア、脊椎分離症、月経中、妊娠中の方。それ以外の方も、実施の最中にクラクラする様なことがあればすぐに中止してください。自己責任の上での実施をお願いします。

効果：前頭葉に血流を促し、酸素濃度を向上させます。

脳を含んだ体内活動を動性優位にさせます。

【3：冷静な判断のためのHP瞑想】

①目を閉じ、両鼻を出入りする呼吸に意識を向ける。

②意識が散漫になったら再度呼吸に意識を戻す。

ポイント：散漫になった時、体感や思考、感情が様々出てきます。

浮かんできたことを、これは、＜怒り、不安、悲しみ・・＞という風にラベリングしていきます。

ラベリングしたらまた呼吸に意識を戻します。

効果：大脳皮質を厚くする効果のあるこの瞑想法は、思い込みや思考のこだわりがなくなり、心に落ち着きを取り戻し、判断ミスを最小に抑えます。

これは普段からのトレーニングとしてのみならず、大切な判断をしようとしている前にも行ってみてください。

今回のHP瞑想は、【1】は脳を休ませるため【2】は脳の活動を動性にするため【3】は冷静な判断のために利用します。

順番は関係なく、シーン別にご利用ください。

予告：次回は、これまでの総仕上げ！

なりたい自分になるためのHP瞑想です！お楽しみに＾＾

本日のオフショット

本日の撮影は、いつもお世話になっている、なんと銀座の一等地にあるオフィスをお借りしました＾＾ そして今回のオフショットは、今ドハマりしている、ネパールのグンドゥルックという食材です。

これは青菜（ほうれん草など）、を発酵させ、アチャール（漬物）やスープにして使います。

発酵されてる分コクが出て、料理がグンと美味しくなります！

最近流行りの腸環境にも良いし、色んなところで勝手にお勧め中。笑！

それでは、またね～♪

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