株式会社三越伊勢丹ホールディングス代表取締役 社長執行役員 大西洋氏

著者インタビュー
三越伊勢丹 ブランド力の神髄
株式会社三越伊勢丹ホールディングス
代表取締役 社長執行役員
大西洋氏(おおにし ひろし)

執筆の動機

百貨店の「現場」を支えるスタッフのモチベーションを高めたい

お買場に足を運ぶ大西社長

百貨店ビジネスを支えるのは、最もお客様に近いところにいる「現場」の従業員・お取組先様(当社では取引先を「お取組先様」と呼びます)です。
私は、自分が販売や商品担当だったときから、現場を最も大事に考え、行動してきました。
社長になった今でも、時間が許す限りお買場(当社では売り場のことをお客様を中心に据えて「お買場」と呼んでいます)に足を運んでいます。そこでは、現場のスタッフに、今の状況や彼らが感じていること・考えていることを聞かせてもらうのと同時に、私の思いや気付きなども直接伝える機会にしています。
また、LINEなどのデジタルなコミュニケーションツールも活用し、社内にメッセージを発信し、反応や意見をもらったりもしています。
現在、従業員数は1万2,000名を超え、店舗も日本全国に展開していますので、経営の考えを十分に伝えるには、それでもなかなか難しいものがあります。
一方、3年半前にホールディングスの社長に就任してから、お蔭様でこれまで外部向けの講演や取材の機会をいただくことも少なくありませんでした。外部にも当社グループの変革に対する考え方や取り組みをお伝えできているのではないかと思います。
そこで、これからの三越伊勢丹を「世界一の百貨店」に高めるため、日々変革を推進してくれている現場に、もっともっと私の思いを伝えたいという思いが今回の出版を後押しした一番の背景です。
当社の強みと変革の方針・方向性を本としてまとめ、外部はもとより社内に向けてメッセージを伝えることで、現場スタッフの心に私の思いを届け、さらに当社の「現場力」=「ブランド力」が上がっていくことを期待しています。

三越伊勢丹 ブランド力の神髄

2009年6月、三越伊勢丹ホールディングスの社長に大西洋氏が就任。生き残りのカギは「現場力」にありとばかりに、仕入構造改革をはじめ、次々と新たな挑戦を行いはじめた。圧倒的なブランド力がいかに現場に支えられているか、バイヤーやスタイリスト(販売員)をはじめとする現場の声を交えながら、大西改革の全貌と経営哲学に迫る。「現場の重要性を忘れた瞬間に、三越伊勢丹という会社はダメになる」と語る大西社長。経営トップの鬼気迫る思いが結実した渾身の一冊。

Pocket

Comments are closed