ペネトラ・コンサルティング株式会社代表取締役 安澤武郎氏

著者インタビュー ひとつ上の思考力
ペネトラ・コンサルティング株式会社 代表取締役
安澤 武郎(やすざわ たけろう)氏

執筆のきっかけ

「ダブルループ学習」~学習の方法を学習する~

出版社からの依頼があったのですが、「自分の仕事の仕方、闘い方を選んでいくこと」の大切さに気づき、実践する人が増えると意義があると感じて書くことにしました。

この本の一つのコンセプトとして『ダブルループ学習』を謳っています。

世の中の多くの人は、勝つための闘い方をどう工夫したら良いかを考えています。

分かりやすい事例に、漫画の「ドラゴン桜」があります。偏差値の低い学生が東大に受かろうと一流の先生につき、学び方、どういうトレーニングをすると受かるのか、受かるという目的に対して最適な方法、作戦で学習していくストーリーです。

東大理Ⅲを卒業した学生でも、医師国家試験に受からないのはなぜか?

そういう人は「どういう勉強の仕方をすると受かるのか?」という作戦を考えていないという特徴がある、と聞いたことがあり、ダブルループ学習は世の中であまり認識されていないことがわかります。
塾や学校のシステムの中で学習を進めているだけで、自分で自分の学習カリキュラムを考えてこなかった人は、厳しい勝負にはなかなか勝てないのです。
そういう視点を持つだけでもビジネスパーソンとしての結果を出しやすいと考えます。

つまり、“ダブルループ”とは、「物事の進め方における作戦を立て、自覚して行動すること」です。

仕事についても同じようにやるべきだと思っています。

しっかりとした仕組みが出来上がっている会社は、その仕組みが出来上がっているほど、人間の力、個々の力が衰えてしまう傾向にあります。それは、深く考えなくても最初からレールがあるからです。特に大企業、優秀な人はその中でも高度な仕事をしていると思いますが、少し気を許せば、それがすべて自分の実力と勘違いしてしまったり、自分の泳いでいる水がみえない魚のように振り返ることができなかったりします。

その意味から、自分の仕事の仕方、闘い方は、その先の未来も大丈夫なのかを考えて欲しくて、ダブルループを広め、闘い方を選び実践し、応用力の高い人になるための仕事術を身に着けていただきたいと考えています。

世の中には2種類の人がいると言えます。 経験から学んだことを別の事象に応用できる人と、経験したことと同様の事象であれば、経験を活かせる人。 後者でも多くのことを経験していけば、さまざまな事象に対応することが可能になりますが、 ひとつの経験から法則を見出し、他の事象に応用できる前者と比べると、その成長スピードの差は歴然です。

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