「利益を上げなければ生きていけない。公益性がなければ生きている意味は無い」

トップインタビュー
東京ガス株式会社
取締役 常務執行役員
高松 勝氏(たかまつ まさる)

東京都を始めとして、1都6県にガス供給を行っている東京ガス株式会社。

ガス導管は総延長約6万㎞と世界最大で日本の国内でも最大手です。

また、最近では家庭用燃料電池「エネファーム」といった新しいエネルギー供給システムを提供しています。
そして、11月21日には家庭用や業務用のお客さま向け低圧電力への申し込みが53万件を突破したと発表しました。電力自由化に加え、2017年4月からはガスの自由化が始まります。

そこで、今後の事業とそれに伴う人事・人材育成について、東京ガス株式会社の人事トップである高松常務にお話を伺いました。  

ビジネスポリシー ~企業として大事にしていること

今でも覚えているトップの言葉

十数年前、マネージャーになりたての頃、当時の経営トップの発言を今でも鮮明に覚えています。作家レイモンド・チャンドラーが生み出した探偵フィリップ・マーロウのセリフ「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」になぞらえ「利益を上げなければ生きていけない。公益に資さなければ生きている資格がない」。我々は民間企業ですから当然利益を追求しますが、同時に、公共の利益に貢献して初めて存在意義がある会社なのだと肝に銘じています。

世の中がどのように変わろうが、公益性を追求しつつ利益も上げるという会社のあり様を人事部としても守っていく所存です。

人事としての役割も大きい事業領域の変化

事業構造の変更・拡大
事業構造の変更・拡大

かつての東京ガスは都市ガス事業が事業のほとんどを占め、売上も都市ガスがほとんどを占めていました。今後は主力である都市ガスを含め7つの事業領域を発展させていこうというのが、2011年に策定した「チャレンジ2020ビジョン」です。

事業の領域として、①都市ガス事業②エンジニアリングサービス事業③(プロパンや産業ガスといった)リキットガス事業④電力事業⑤(地域のエネルギー提案やまちづくりに貢献する)地域開発サービス事業⑥(お客さまの暮らしを豊かにする新たな価値・サービスを提供する)暮らしサービス事業⑦海外事業の7つの事業領域を明確にし、地域としては首都圏のみならず日本全国、さらには北米、東南アジアに軸足を置いた展開を目指しています。

その結果、都市ガス中心の会社から、いわゆる八ヶ岳経営になり、海外でも事業を展開していきます。そうした変化の中で、会社の組織や仕組みも変え、人事はどうするのか?これは今後の大きなテーマになると思います。

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