第三品目
いつも忙しいお客様にアポイントを頂きたいとき

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第三品目
いつも忙しいお客様にアポイントを頂きたいとき

宇田川 宇田川名物カツサンド

宇田川名物カツサンド

宇田川
東京都中央区日本橋本町1-4-15
営業日:月~土(日・祝定休)
営業時間:ランチ 月~土 AM11:00~PM2:30 ディナー 月~金 PM5:00~PM8:30
TEL:03-3241-4574
HP:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13000317/

宇田川名物カツサンド

宇田川名物カツサンド:1人前 1,700円

東京・日本橋にある老舗とんかつ屋さんのテイクアウト専門メニュー。 日本橋高島屋でも金曜日のみ取り扱いがあり、お店なら事前予約が必要です。

いつも忙しいお客様には、自分の商談のためだけにアポイントメントをいただくのは、なかなか難しいことです。
でも、そこは同じ人間。“腹が減っては戦(ビジネス)は出来ぬ”ということで、
「それでは大変恐縮ですが、お昼の時間にでも少しお時間をいただけないでしょうか?」と伺ってみたらいかがでしょうか。
食事をとりながらであれば、お客様の時間を効率的に使っていただき、こちらの話を聞いてくれる可能性が高いのです。

それでもお昼どきにお時間をいただいたのはこちらなのですから、もちろん、食事の用意はこちらでするべきです。
直接アポが取れたときは「一緒に召し上がっていただきたいものがございますので、こちらでご用意して伺います」、秘書の方にお願いした場合も、こちらで用意する旨は伝えておきます。
その時に持参すると喜ばれるのが、このカツサンド。

宇田川名物カツサンド

外食だと、移動の時間がもったいないですし、お弁当だと、両手がふさがって話半分になってしまいます。また、外では話しづらい内容もあるかもしれません。
カツサンドなら、片手で持ちながら、もう片方の手で資料の説明(多少のお行儀の悪さは目をつぶっていただくとして)をすることもできます。
健康のために、普段は肉や揚げ物を控えている方でも、もともとカツサンドが嫌いな人は少ないでしょう。
ビジネスパーソンのランチとしては、コンパクトですが、ボリューム的にも質的にも、満足いただける一品だと思います。

さらに上級者の技を伝授します。
カツサンドをお持ちするなら、例えばロースカツサンドとヒレカツサンドとか、別のお店の別のカツサンドなど、2種類以上をお持ちするのです。
「どうぞ、いろいろ食べ比べてみてください」
「いろいろお持ちしてみたので、お好きなものを沢山召し上がってください」

などとおすすめすれば、純粋にお客様も嬉しく思うでしょうし、あなたの細やかな心遣いに感心するかもしれません。

宇田川名物カツサンド

ほかにも、出張前の例えば新幹線に乗る前などの慌しい時間にお願いしてお時間をいただいた時などにも、
「どうぞ車内でゆっくり召し上がってください」
「時間が経っても美味しいですから、夜、小腹が空いたときにでもどうぞ」

とお渡しすれば、きっと喜んでいただけます。

手土産は評判だけで買うのではなく、是非、一度自分で食べてみていただきたいと思います。
相手におすすめするのであれば、自分で確かめてみることも大事ですし、例えば「時間が経っても美味しいです」と実感のこもった言葉をお伝えすることができます。

お客様の大事なお時間をいただいたことに対する感謝の気持ちは、いろいろ考えて、いろいろ試してみて、このカツサンドを選んだということできっと伝わると思います。
相手への感謝の気持ちがあれば、ありきたりのお弁当をさっと買っていくのではなく、精一杯の心遣いで少しでも喜んでいだくためにはどうしたらよいだろうと自然と考えをめぐらせるはずです。

今回の手土産データ

店名宇田川
商品名カツサンド
住所東京都中央区日本橋本町1-4-15
営業時間営業日:月~土(日・祝定休)
営業時間:
ランチ 月~土 AM11:00~PM1:50 ディナー 月~金 PM5:00~PM8:30
連絡先TEL:03-3241-4574
URL https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13000317/
ビジネスシーン忙しいお客様とのアポイントメント
時間帯ランチ
季節いつでも
相手男性、お肉好きの方、若手経営者
ジャンル洋食
買えるエリア中央区(日本橋)
最寄り駅:地下鉄三越前駅
価格帯1,700円程

アキポリ編集部より

出来るビジネスパーソンなら、お客様を訪問する前には、その目的に合わせて服装や身だしなみ、今日のシナリオや資料の準備などを抜かりなく行うのは当たり前のこと。
それに加えて「お近づきのしるし」「日ごろの感謝の気持ち」「お礼」「お詫び」など、様々なビジネスシーンに合わせて、相手に対する強い想いを持っているものです。
この相手への気持ちをさりげなく表すために、日本には“手土産”という粋な文化があります。
この手土産の流儀・作法の基本を知ることは、日本人として守るべき文化を受け継ぎ、さらにワンランク上のビジネスパーソンとしてのたしなみを備えることにもなります。
また、そのステージに立つ人達は、ビジネス人生においてどれだけ多くの「生涯顧客を持てるか」を目標にしているとも言われています。
この「生涯顧客」とは、文字通り一生お付き合いをしていくお客様のこと。
その方の人となりも家族も人生も含めて、お付き合いしていく大切なお客様なのです。
相手のことを想う気持ちを、手土産というさりげない形で表すことによって、思いのほか距離感が縮まったり、心が通じ合うことがあるのです。
手土産だけで商談はまとまりませんが、想いのこもった品が、相手の心に響き、結果として信頼関係が増すのであれば、これほど効果的なビジネスアイテムはありません。
当然、お金のかかることですので、いつでも誰でもというわけにはいきません。
もし、自腹を切ったとしても、必ず相手に気持ちは伝わり、後々大きくなって自分に返ってくるはずです。

ここでは“必殺手土産人”越石一彦氏にご登場いただき、さまざまなビジネスシーンに合わせたおススメの一品/逸品をご紹介いただきます。

アキポリ一押しの手土産評論家
株式会社クライアントサイド・コンサルティング
代表 越石 一彦 氏

株式会社クライアントサイド・コンサルティング 代表取締役社長 越石一彦氏
株式会社クライアントサイド・コンサルティング 代表取締役社長 越石一彦氏

栃木県那須在住。
昭和63年3月、函館大学商学部商学科卒業。
同年4月、山一證券株式会社へ入社。社長賞を2度受賞するなど活躍し、従業員組合の副執行委員長を務めた後、史上最年少31才で池袋支店のライン課長に就任。平成9年、会社廃業に伴い、平成10年3月に山一證券株式会社を退社。
同年4月にメリルリンチ日本証券株式会社に移籍。池袋支店において、ファイナンシャル・コンサルタントとしてトップの成績を挙げる。
平成13年5月に同社を退職し、株式会社クライアントサイド・コンサルティングを設立。
ブレーンネットワークを駆使した経営コンサルティング会社として、企業経営者より絶大なる信頼を得ており、これまでに200社以上の企業の顧問を引き受けている他、各公共団体や上場企業等からの講演依頼に加え、上場企業を中心にトップセールスマン研修、管理職研修などの依頼を受け、受講生は2万人以上に。「明日から行動が変わる実践型の研修」として各企業・公共団体等に好評を得ている。
証券会社のトッププレイヤーだった時代を含め、食通の多い経営者とのお付き合いも多い現在の経験からも、「ビジネスに効く」手土産については一家言を持つ“必殺手土産人”。

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