第八品目
お酒の好きなお客様に、
お酒以外の品で喜んでいただく逸品
浅草むぎとろ 味付とろろ
浅草むぎとろ本店
東京都台東区雷門2-2-4
営業日:無休
営業時間:11:00~22:30(21:00最終入店)
TEL:03-3842-1066
HP:http://www.mugitoro.co.jp/index.html
味付とろろ:小袋12入 3,888円(税込) ※オンラインショップでも購入可能
初代主人が、演芸の街;浅草でうなぎ・天ぷらなどこれまでの江戸料理にない新しい食材で料理店を出そう考え、日本各地を回って探し当てた食材;秋田の「げんこつ芋」を食べさせる店を昭和4年に出したのがはじまり。
通常、お客様がお酒好きということを知っている関係であれば、お客様とお酒や食事の席にご一緒させていただき、お好きなお酒の種類・銘柄や、合せる肴や料理の好みも知っているということだと思います。
そういうお酒好きのお客様への手土産として、好きなお酒や肴をお持ちするというのは、真正面過ぎてまだまだ手土産初心者です。そうかといって、左党はいわゆる手土産の甘味は好きでない方が多いし・・・と頭を悩ませたときにおすすめしたいのが、この味付とろろです。
単にお客様が好きなものに応えるというだけでは表層的で、本当にお客様を思う気持ちとしては物足りません。 食事に関して言えば、普段の食生活はどうだろうか、飲み過ぎたときはどうしていらっしゃるだろうかと考え、お客様の背景やお会いしていない時間にも思いを馳せて心遣いできるようになると、本当の意味で「私のお客様」という意識を持っているといえます。
そこで、この味付とろろをお持ちして、「飲み過ぎてお帰りになった夜や二日酔いの朝に、さっぱりつるるっと喉越しがよく、精がつく“むぎとろ”を召し上がっていただきたくて。」とおすすめしてみたらいががでしょうか。
「もちろん、ご自宅で晩酌されるときの鮪の山かけや月見ととろも美味しいですよ」と付け加えてもOKです。
お客様は既に、あなたが普段からお酒の席を一緒する時に、気の利いた店を手配していることを評価していてくれるはずです。
この手土産なら、お酒の席が一緒でない時にも自分のことを気遣ってくれるあなたの思いにお客様は喜ぶはずです。それも、“むぎとろ”という渋くて粋な、かつ健康的にも実(じつ)のある品選びに、「デキる奴だな」と思わせる効果はテキメンです。
手土産とは少し話がそれますが、お酒好きのお客様に対するさらに上級者の技を伝授します。
お客様が好きなお酒でなかなか手に入らない銘柄を手に入れた時は、そのままお客様にお渡しするのではなく、あえてレストランや料理店へ持ち込みをお願いしましょう。
通常は持ち込みが出来ないお店が多いと思いますが、そこは粋なビジネスパーソンの腕の見せ所で、顔の利くお店を普段から何軒か持っておくのです。
お酒はお店に事前に届けておき、お客様には種明かしをせずにお誘いします。店に入ってから「頼んでおいたアレを・・・」と言えば、粋なサプライズが演出できます。
手土産としてお酒を渡してしまえばそれまでですが、お酒と美味しい食事を囲んでの会話はお互いの距離がぐっと縮まり、ビジネスアワーだけでは得られない情報や信頼関係を育むことが出来ることは言うまでもありません。
その場に運ばれてきたお酒を見て、お客様が驚いてくださったり、喜んでくださったりすれば、さらにあなたへの印象・評価は高まること間違いなしです。
お客様の背景にまで思いを馳せること、お客様を喜ばせるために手を尽くし、どうしたら喜んでもらえるかの演出にまでこだわることは、単にビジネスとしてのお付き合いを越えた「あなたのことを想っています」という強い気持ちの表れです。
そういう気持ちになったとき、あなたはビジネスパーソンとして一つ上のステージに上がったと言えるでしょう。
手土産選びは、その人のビジネスに対するスタンスを表していると言えますが、さて、あなたはいかがですか?
今回の手土産データ
店名 | 浅草むぎとろ本店 |
---|---|
商品名 | 味付とろろ |
住所 | 東京都台東区雷門2-2-4 |
営業時間 | 年中無休 営業時間:11:00~22:30(21:00最終入店) |
連絡先 | TEL:03-3842-1066 |
URL | http://www.mugitoro.co.jp/index.html |
ビジネスシーン | お酒好きのお客様にお酒以外で気の利いた手土産 |
時間帯 | いつでも |
季節 | いつでも |
相手 | お酒好きの方、健康志向の方、和食好きの方、食事が早い方 |
ジャンル | 和食 |
買えるエリア | 台東区(雷門) 最寄り駅:地下鉄浅草駅 |
価格帯 | 3,888円(程度) |
アキポリ編集部より
出来るビジネスパーソンなら、お客様を訪問する前には、その目的に合わせて服装や身だしなみ、今日のシナリオや資料の準備などを抜かりなく行うのは当たり前のこと。
それに加えて「お近づきのしるし」「日ごろの感謝の気持ち」「お礼」「お詫び」など、様々なビジネスシーンに合わせて、相手に対する強い想いを持っているものです。
この相手への気持ちをさりげなく表すために、日本には“手土産”という粋な文化があります。
この手土産の流儀・作法の基本を知ることは、日本人として守るべき文化を受け継ぎ、さらにワンランク上のビジネスパーソンとしてのたしなみを備えることにもなります。
また、そのステージに立つ人達は、ビジネス人生においてどれだけ多くの「生涯顧客を持てるか」を目標にしているとも言われています。
この「生涯顧客」とは、文字通り一生お付き合いをしていくお客様のこと。
その方の人となりも家族も人生も含めて、お付き合いしていく大切なお客様なのです。
相手のことを想う気持ちを、手土産というさりげない形で表すことによって、思いのほか距離感が縮まったり、心が通じ合うことがあるのです。
手土産だけで商談はまとまりませんが、想いのこもった品が、相手の心に響き、結果として信頼関係が増すのであれば、これほど効果的なビジネスアイテムはありません。
当然、お金のかかることですので、いつでも誰でもというわけにはいきません。
もし、自腹を切ったとしても、必ず相手に気持ちは伝わり、後々大きくなって自分に返ってくるはずです。
ここでは“必殺手土産人”越石一彦氏にご登場いただき、さまざまなビジネスシーンに合わせたおススメの一品/逸品をご紹介いただきます。
アキポリ一押しの手土産評論家
株式会社クライアントサイド・コンサルティング
代表 越石 一彦 氏
栃木県那須在住。
昭和63年3月、函館大学商学部商学科卒業。
同年4月、山一證券株式会社へ入社。社長賞を2度受賞するなど活躍し、従業員組合の副執行委員長を務めた後、史上最年少31才で池袋支店のライン課長に就任。平成9年、会社廃業に伴い、平成10年3月に山一證券株式会社を退社。
同年4月にメリルリンチ日本証券株式会社に移籍。池袋支店において、ファイナンシャル・コンサルタントとしてトップの成績を挙げる。
平成13年5月に同社を退職し、株式会社クライアントサイド・コンサルティングを設立。
ブレーンネットワークを駆使した経営コンサルティング会社として、企業経営者より絶大なる信頼を得ており、これまでに200社以上の企業の顧問を引き受けている他、各公共団体や上場企業等からの講演依頼に加え、上場企業を中心にトップセールスマン研修、管理職研修などの依頼を受け、受講生は2万人以上に。「明日から行動が変わる実践型の研修」として各企業・公共団体等に好評を得ている。
証券会社のトッププレイヤーだった時代を含め、食通の多い経営者とのお付き合いも多い現在の経験からも、「ビジネスに効く」手土産については一家言を持つ“必殺手土産人”。
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